色合わせのお話の記事全文
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2013年04月25日
色合わせのお話
染め物の大事な工程の一つとして「色合わせ」があります。基本となる色は色見本帳からお選び戴けるようになっていて、常に染料も用意してあります。
その他に、紙の印刷物や色見本から「この色で染めてほしい」というお客様のご要望もありますので、その色にいかに近づけるかが重要なポイントです。
紙の印刷物や色見本と、実際に生地に染めた色は、光沢の差もあり全く同じにはなりませんが、少しでも実物に近付けるよう、色試験を重ねます。見本に近い色が出た時はホッとします…
染める時の染料の量、乾燥の時間、温度によって、出来上がりは驚くほど変わります。接ぎ目のある大きな幕やムラの出やすい色などは、色の変わり目の出ないよう、またムラにならないよう、職人が常に状態に気を配って染めています。
今後も、お客様のイメージに少しでも近づけるよう、努力を重ねてまいりたいと思います。
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